2008年09月29日

定期演奏会

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 野球部との校歌斉唱が定期演奏会の始まり。
 まともに校歌を歌えるのは野球部と吹奏楽部の部員だけの学校である。あ、あとOBも。


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 『キラキラ星変奏曲(改訂版)』(天野正道作曲)から。
 うちの子は帰って来るなり「最初の音ハズした〜」と言ってたけれど、全然わかんなかったよそんなもん。でも最初の音って、「ド」?

 聴くひとたちを楽しく、かつリラックスした気分にさせて自分たちの世界に引き込むのはさすが。各楽器のパートソロになっていくのでお目当ての音がちゃんと聴き取りやすくなってる。パート紹介の意味合いもあるのかも。

 二曲目はかの有名な過激もとい歌劇『トゥーランンドット』より『だれも寝てはならぬ』。でもうちの子はこれやるたびに眠くなって困るとゆってました。「寝るな」と言われると眠くなるタイプね。
 続いてことしの吹奏楽コンクール課題曲『ブライアンの休日』(内藤淳一作曲)。アップテンポなとても楽しい曲。トランペットが主題を奏でるとやっぱカッコいいなー!

 そして自由曲として選んだのが『交響曲第三番』(ジェイムズ・バーンズ作曲)。吹奏楽のための作曲を多く手がけている音楽家である。ふたり目の子どもナタリーを亡くしてひどく苦しんでいた時期だった。しかし米空軍軍楽隊とその隊長からの依頼で交響曲を書かねばならなかった。そして新しい生命が誕生し、絶望から再生したバーンズは曲を書き上げる。
 こういう背景を知らなくても吹奏楽の楽しみがてんこ盛りな作品です。ありとあらゆる楽器を使いこなし、思いがけない方法でも音を出してみせます。やっぱり生で観ると面白いわ。

 第一部最後の曲はミュージカル『ミス サイゴン』より序曲、我が心の夢、サイゴン陥落、今がこのとき(C.M.シェーンベルグ作曲/宍倉晃編曲)。

 いちいち指揮者が舞台袖に引っ込む必要があるのかなぁ。曲ごとの説明だって要るのかなぁ。と思ってしまいました。だって、パンフに全部載ってるんだもん。演奏者は少しでも休めていいのかも知れないけど、ちょっと時間稼ぎみたいな…。

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 15分の休憩のあとは腕まくりして蝶ネクタイをつけてぐっとラフに。

 『メイン・ストリート・エレクトリカル・パレード』(佐橋俊彦編曲)が流れ、照明も一転凝ったものに。うちの子は演る前には「ディズニーメドレーなんで知らねーよ」と言ってたけれどそんなはずないのだ。二才の頃から毎日『ダンボ』だの『白雪姫』だの『バンビ』だの『不思議の国のアリス』だのとビデオを観せられていたのだから。つながっていないだけで、曲は知ってるはずだ。
 悔しいけど手拍子をしそうになる。だれもしてなくてほっとしたとこもあるけど。

 それから三年生の見せ場。
 『歓喜の歌』〜ボディーパーカッションと吹奏楽のための〜(佐野秀典編曲)。
 そうそう。第二部は生徒会からふたりの女子が司会をしてくれた。一生懸命笑わそうとしてくれてたのに、ノリが悪い客でゴメンねえ。でもこのボディーパーカッションのあとの「カラダ張ってますね〜」にはみんな大爆笑。
 観てても楽しかったよ♪いっしょにやりたくなる。

 でもいちばん萌えた(燃えた?)のはこれかも。
 『ジャパニーズ・グラフィティーX 「時代劇絵巻」』(星出尚志編曲)!
 「水戸黄門」のテーマから始まり、「銭形平次」へと続きます。あぁ、アタマの中では全部歌えるワタシが怖い。銭形にいたっては舟木一夫の声が脳内で鳴り響いてる。ここのメインテーマはユーフォニウムだった。ちょっとびっくり。甘やかな音色がぴったりだったのだ。
 それから「大岡越前」は加藤剛のが好きだったしそういやこのメドレーには出て来ないけど「遠山の金さん」は中村梅之助のが好きだったわ。「大江戸捜査網」。この目くるめくような音の重なり合い追いかけ合う曲好きだった。いつから時代劇観なくなっちゃったんだろう。やっぱ高校入って部活が忙しくなったころからかなぁ。
 ラストは「暴れん坊将軍」。あのカッッッッって乾いた音が聞こえるとダダダーンダンダンダンダーン!とつい口カラオケしてしまうわ。松平健が白馬に乗って海岸線を駆けて来るのが目に見えるようだわ。

 きょう、上の子と同い年のお孫さんがいる方がいらしたの。このかたはうちの子の大先輩に当たるので、まるで自分の孫のことのように喜んで下さいました。いえ、お孫さんはこの辺りでいちばんの進学校に合格したんですけどね。
 夏休み中にOB会があって、その場では吹奏楽部が校歌を毎年演奏しているのだそうです。で、顧問の先生に「校歌だけでもいいんだけど、できれば暴れん坊将軍をやって貰いたいなあ」とリクエストしてみたのだとか。
 そしたら時代劇メドレーなんてやってくれたのでみんな涙流して喜んだのだそう。こんなにだれかに喜んでもらえるって、すごいんじゃないの。
 うちの子はそのとき「○○くーん!」と呼ばれて手を挙げたはいいけれどいったいだれが呼んでるのかわからなかったそうな。そりゃそうだ。いろんな父兄を知っているのはわたしだけだ。でも嬉しかったって。

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 サザンの『TSUNAMI』。バリサキとミュートをつけたトロンボーンのソリー。いちばんちいさいひとが部長なのだ。いちばん身体のちいさい部員がコントラバスだし、いちばん身体の細い部員がチューバだ。いちばん背の高いのはフルートやピッコロ。この世は全てプラマイゼロ?
 
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 一年生の女子が踊った『ダンシングシスター』(金山徹編曲)。ええ歌えますとも。ノーランズよ♪まだ一年生だから踊るのもどこか恥ずかしげなの。三年生の堂々としたボディーパーカッションとはえらい違い。可愛いからいいか。

 ラストナンバーは映画『サウンド・オブ・ミュージック』より『私のお気に入り』(R.ロジャース作曲)。日本語で言うか。これはアキラさんこと宮川彬良さんの編曲なのだ。すっごくジャジーなの。それなのに。ああそれなのに。

 スウィングしてない…。

 指揮してる先生が全然楽しそうじゃないの。にこりともしない。バンドを楽しませてお客さまも楽しませるのが腕なんじゃないのぉ。
 ついこないだBS2で久石譲やってた。武道館でのコンサートを上の子と一緒に観てたのだ。あの、小指立ててタクト振るのはともかく、しじゅうニコニコしててとても楽しそうだった。
 演奏するひとも歌うひとも、とても楽しそうだった。
 ああまで行かなくても、もっとくだけて楽しげだったらもっとよかったのに。

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 アンコールは大黒摩季の『ラララ』♪いいなあみんな楽器持って前に出られて。うちの子たちは重くってベルトがあっても重すぎて演奏できないかも。
 もう一曲聴きたかったな。
 各パート紹介があったほうがよかったな。
 ああでもうちの子の初舞台が無事に終わったんだからそれだけでヨシとしなきゃね。

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 ひどく冷たい風が吹き荒ぶ悪天候の中、いらして下さった皆さまどうもありがとうございました。
 楽しませてくれた吹奏楽部員たちにも、心からの拍手を贈ります。
posted by おかめ at 23:45 | Comment(4) | TrackBack(0) | 観る
この記事へのコメント
凄いですね。
すごいです。
こんなに演奏できるなんて。

失礼ながら、もっとこじんまりしたモノを想像していました。
ま、スイングガールみたいに、とは行かなくても、会場とのコミュニケーションもあり、良かったじゃないですか(先生は何を思ったかわかりませんが、でもきっと心で泣いて喜んでいたことでしょう。表現が下手なのかも)

来年、再来年のコンサート(のレポート)が楽しみです。
Posted by おいみず at 2008年09月30日 01:28
いいですね〜吹奏楽。中学生のころしかやっていませんが、それでもこういう機会があれば聞きたいな。
うちの子も吹奏楽やらないかしら?
高校生って高度ですよね。
コンサート、コンクール、合宿、いろいろやってたから、敬遠しちゃったのだけど、いざやっていたら楽しそうです。
わたしもさびついたフルート、どうにか手入れしようかと、ときどき思いますが。
指揮者が楽しんでないというのがやはり残念ですよね。
オーケストラとはその辺りが違う気がしています。演奏を楽しむ、聞くのを楽しむ。
Posted by kmy at 2008年09月30日 13:09
ほんとにスゴイですね。伝統も実力もある部なんですね。36回目なんて。ちゃんとユニフォームまであるし、部員もいっぱいだし。

演奏曲目も盛り沢山でしたね。入場料をもらうだけのことはありますね。練習、大変だったでしょうけど、息子さんも頑張りましたね。充実感でいっぱいだったでしょうね。

『私のお気に入り』、一瞬?と思ってしまいましたよ。コルトレーンのナンバーを聴きたくなりました。そういえばスウィングガールズも山形の高校が舞台でしたね。
Posted by オカダ at 2008年09月30日 17:56
>>おいみずさん
ホントにスゴかったです。噂には聞いていたけれど、ここまで楽しませてくれるとは。

部の雰囲気は、というか学校全体の雰囲気がキリキリしてないので、うちの子にとってはとてもいいみたいです。でももっと歯を食いしばって頑張る場面があってもいいと思うんだけれどねえ。
ただ、教えるほうが厳しくないと上手にならないんだそうで、顧問がやたらニコニコしないのはそういう理由なのかも知れません。

おいみずさんの奥さまもすごいですよ。いやあマンドリンだけでもいいな〜と思ってたのに、バイオリンとは♪あー楽器持ちたい。


>>kmyさん
バラエティに富んだ選曲で、あらゆる年代のひとが楽しめるように工夫されてました。ボディーパーカッションやダンスを取り入れて、長時間でも飽きないように。
中学生くらいだとそこまで手が回らないというか、演奏だけで精一杯みたいな感じですよね。これだけやってくれると、みんな役者だなあ、エンターテイナーだなあって思います。
こうやって自分を表現することっていいなあ。
kmyさん、やりたくなりますね〜。イナカってこういうところがダメなんですよね。大人のための、個人のための教室がない。楽器やるには市民オーケストラや吹奏楽団に入るしかないの。あ、個人でバンド組むのもありだけど、一から丁寧に仕込み直してもらわないと(笑)。楽器よりも腕がサビついています。


>>オカダさん
夫が「ふーん。おれたちがいたころから始まったのか…」なんて言ってました。そのころは運動部全盛だし、人数多いし、興味と時間がなければすーっと通り過ぎてしまうような行事ですよ。
ユニフォームは揃っているように見えますが、遠目の効果です(笑)。ネクタイだけが学校持ち。白シャツ、黒パンツ、ローファーが個人持ち出し。近くで見るとみんなデザインの違ったジーンズとか履いてるんですよ。ネクタイ締めたらぐっと大人っぽい雰囲気になって、我が子ながらちょっと見違えました。

そうでした。"My Favorite Things"はコルトレーンのお気に入りの曲でしたね。いったいいくつのバージョンがあるのやら。
実家で眠ったままのフォークギターも持って来て下の子に教えたいんだけれども、既にコードを忘れてます。弦も張り替えなきゃいけないし。あー、楽器ができるってカッコいいですねえ♪
Posted by ヤヤー at 2008年10月01日 00:35
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