お子様と一緒にご覧の際は、ご配慮をお願い申し上げます。
「愛し合う大人のために。」
山深くに暮らす、誰もがうらやむほど仲のいい夫婦、辰平と文(あや)。
あるとき山仕事に出かけた辰平は、日暮れになっても戻って来なかった。
幾日も幾日も恋い焦がれて待ち続ける文。
村人に「くるっている」と後ろ指をさされても、辰平のいない暮らしには耐えられない。
夢に辰平が出て来たのをきっかけに、文も山へと向かう。
「身動きならないさだめ」とは、一本の木になってしまったことだった・・・。
中島潔さんは、文をことのほかうつくしく描いている。
ふっくらとしたくちびる。
狂おしいほどに辰平を求めるうなじ。
肩にはらりとかかる後れ毛。
はだけた胸元からのぞく鎖骨。
まくれ上がった着物の裾は内腿をあらわにし、辰平に会えるのなら何をも厭わない覚悟が見て取れる。
魔性のものに願いを叶えてもらった文は、恍惚とさえ呼べる表情だ。
エンジュの木になった辰平に絡みつく文の手足は、そのまま読者の五感を刺激する。
その官能的な表情に、とうとう太腿の奥深くまで満たされた悦びを見つけるのだ。
これは、恋人同士や夫婦で読み合ってもらいたい絵本。
文字通り身も心もひとつになって添い遂げたふたりに、胸を揺さぶられてほしい。

図書館に走るなり、書店に走るなり、ネットで注文するなりしてご確認ください。
当市の図書館蔵の本は、まだわたしが借りてます。あしからず。
でもでも、ホントは胸よりも腰を揺さぶって欲しいかな〜。
こちらも、十分に良いです。
わたしはこんなふうには生きられないなあ、文みたいには。
でもマジでこの絵のいやらしさに、自分で・・・っ。
って、15〜6年前、何があったのですか?聞いてみたいです。