2006年04月04日

『 』バトン。その1

え〜、確か3月のはじめごろに雨降り木曜日のkmyさんから『 』バトンを頂きました。

kmyさんがわたしに選んで下さったのは『児童文学』というテーマです。
これはもう嬉しくてたまらないテーマで書き出すと止まりそうにないし、どちらかというと設問から脱線しそうなので少しずつお答えしていこうかと。


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Q1.パソコンまたは本棚に入っている『児童文学』は?

 ん〜、PCで読むことはありませんが、ネタとしてならアマゾン"リストマニア"リストに、毎月「読んだ本」を記録しています。
 でも記事にするときは、アタマの引き出しから出して来る方が多いですね。
 
 本棚に入ってる児童文学・・・。
 わたし翻訳家の金原瑞人さんのファンなので、絶版になった本も買い求めてほとんど持っています。いまアマゾンで確認できる本が240冊ほどありますが、その中には一般書も含まれます。
YA(ヤングアダルト)も児童書と考えるとそれだけで200冊は持っているとお答えしておきましょう。
というか、本棚に入り切らない本の方が多かったりして。
 小さな図書館が開けるほどです。本気で書庫が欲しいところです。



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Q2.今、想像している『児童文学』は?

 ファンタジーも好きなのですが、子どもの現実を描いたものも好きです。
 いま、現実の生活を描いているようでいて実は異世界とも繋がっているような曖昧なものが増えているような気がします。
 そういう境目がはっきりしない内容のものが、大人にも受け入れられる時代が来るのではないかと。
 というか、そういう大人であっても許容してくれる甘い社会になって行くのかなと思います。
 ただ、現実と想像の区別はちゃんとつけられる、成熟した楽しみ方の出来る社会であってほしいと願います。







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写真の本はどれも絶版書です。
図書館で探してみて下さい。


出版社が潰れてしまったせいもありますが、講談社などはカーネギー賞受賞作の版権をとってもある程度売れてしまえばよいと考えているらしく、滅多に増刷しません。ほるぷもその傾向あり。
翻訳ものは儲からないからなのでしょうね。




『桜草をのせた汽車』は、ジリアン・クロスというイギリスの作家のデヴュー第二作。

カーネギー賞を受賞した『オオカミのようにやさしく』ももちろん良かったのですが、こちらのほうがはるかにガーンと来ました。


1840年代の鉄道新設ブームの頃の物語です。
アイルランドからの出稼ぎ工夫たちと村人たちの対立や、差別意識、いじめなどが描かれています。
子どもだけで暮らさなければならない辛さ、異質なものたちへの恐怖と憧れ、理不尽に立ち向かう勇気・・・。
レールが敷かれ初めて汽車がその村を通った日に、主人公であるケイトとジェムの姉弟は見物に行きます。
実際に汗を流して力を出し、線路を作ったひとを忘れないために。
汽車に向かって桜草の花をケイトがまくラストシーンが印象的です。

この季節にはたくさんの桜草が咲きますが、特に黄色のものが咲くとこの本を思い出すのです。


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ぬぷん児童図書出版は、硬派な物語を多く紹介していました。
子どもじゃなく大人がもっと読んだらいいのに、と思うようなものがたくさんあります。
昨年まではネットの古書店でけっこう買い求めたのですが、気がついたら置き場所がない!
いまは大分熱も冷めています。まず読まなきゃ(大汗







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児童書を読むようになったきっかけはまたこの次に。


 


posted by おかめ at 20:49 | Comment(2) | TrackBack(0) | 読む
この記事へのコメント
ヤヤーさんちは金原瑞人コレクションなのですね。なるほど、と思いました。そういえばわたしとヤヤーさんの出会いは金原瑞人氏翻訳の『終わらない夜』でした。
金原さんのエッセイでぬぷんのことが出ていましたが、よい本を出されていたみたいで、なんだか残念に思いました。

アマゾンのリストを見ていると、ヤヤーさんって先に行っている、としみじみ思うのです。最近読もう読もうと思っているマーヒーの新作や購入には踏み切れなくて。毎日一冊以上読んでいらっしゃるのでしょうか。尊敬!
児童書を読むきっかけも楽しみにしています。
Posted by kmy at 2006年04月05日 16:06


>>kmyさん
kmyさんの記事にTBしたのは、やはり金原本だったからなのです。
新刊だったし有名な作家でもないので読んでるひとも少ないだろうなとは思ったのですが、ググってみて正解でした。
よい出会いになったと思っています。

翻訳ものはうかうかしているとすぐに絶版になってしまい、読みたくても読めない状況になってしまいます。
それで図書館に新刊が入ると、すぐに借りるようになりました。
マーヒーの新作もよかったです。「魔法」ではなく「錬金術」という言葉を、こだわりを持って遣っているのだそうです。
一昨年まではもっと読む時間がありましたが、いまは家庭の事情も変わりました。

でも、面白いものを紹介したい気持ちが強くて読まずにはいられないんです(笑)。
続きはまたぼちぼち書きますね。
こういう形で書く機会が与えられたことにも感謝です。
Posted by ヤヤー at 2006年04月05日 20:51
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